メールサーバーとは?どんな仕組みで動いているのか解説

今回はメールサーバーとは一体何か?どんな仕組みなのか?という部分について解説します。

 

メールサーバーとは?

メールサーバーは単一の機能や単純なサーバーでできているわけではありません。メールの送受信や関連システムを動かすためには、複数の役割を持ったサーバーをそれぞれ連携させる必要があります。

具体的にはメールの送信を行うSMTPサーバー、メールの受信を行うPOP3サーバーなどがあり、この2つを合わせてメールサーバーを呼びます。

 

メールサーバーの仕組みとは?

メールサーバーはSMTPサーバーがメールを送信し、POP3サーバーがメールを受信するとい分業で成り立っています。さらに、相手のメールサーバー(SMTPサーバー)上にあるIPアドレスを割り出すため、DNSサーバーが別途必要となります。

これらがそれぞれの役割を果たすことで一連のメールの仕組みを成り立たせています。

また、Webメールを運用するなら、さらにWebサーバーとも連携させる必要があります。

 

それぞれのメールサーバーの役割

SMTPサーバー、POP3サーバーなど色々出てきましたが、それぞれの役割をもう少し詳しく解説します。

 

SMTPサーバーの役割

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーとは、メールを他のサーバーへ送信するための仕組みです。

SMTPサーバーはユーザーが作ったメールを受け取った後、メールアドレスから宛先のメールサーバーを割り出し、そのサーバーに対してメールを送信するように依頼します。この一連の流れを行うのがSMTPサーバーです。

SMTPサーバーは毎回25番ポートを使用してやり取りを行なってるので、毎回同じような処理ができるというのもあります。

 

なお、悪意のある顧客が迷惑メールを配信するのを防ぐために、自分でSMTPサーバーを構築して特定のサーバー以外25番ポートの通信を禁止するoubound Port 25 Blockingを導入しました。

この回線ではSMTPサーバーと通信できるようにするために、25番ポートの代わりに587番ポートを使用することができます。他にも、メールクライアントとSMTPサーバー間での通信を暗号化するSMTP over SSLを使用する場合は、465番ポートが使用されることもあります。

 

POP3サーバーの役割

POP3(Post Office Protocol)サーバーには1つ1つのメールアドレスに対してメールボックスと呼ばれる箱が用意されており、そこに送信されたメールが保管されます。ユーザーはこの保管箱にアクセスし、自分宛のメールを探し出すことができます。

この仕組みを提供するのがPOP3サーバーの役割です。POP3サーバーでは110番ポートが使用されますが、POP over SSLという暗号化通信を用いた方法では995番ポートが使用されます。

 

なお、SMTPサーバーとPOP3サーバーで別々のプロトコルが使用されているのですが、これにはある理由があります。

それは、メールの送信・受信の都合によるものです。

メールはいつ送信されるかはわからない(ユーザーの都合による)ので、SMTPサーバーは基本的に常に起動させておく必要があります。

一方、ユーザーのパソコンは常に起動しているわけではなく、都合のいい時にメールソフトを確認して受信されているかを確認します。そのためPOP3サーバーはメールを蓄積しておいて、ユーザーが要求した時点でメールを取り出せるような仕組みにしています。

 

IMAPサーバーとは

POP3サーバーだけではなく、最近ではメールをサーバー上に置いた状態のままで管理するIMAP(Internet Message Access Protocol)サーバーもよく使われるようになりました。

IMAPサーバーを使えばパソコンなどのローカル環境にある端末ではなく、サーバーにメールを保管することができるので、スマホやタブレットからでも同じメールにアクセスすることができます。

また、端末を切り替える時にメールのインポート・エクスポートが容易に行えるという点もメリットになっています。

IMAPサーバーは143番ポートを使用します。SSLによる暗号化通信を使用するIMAP over SSLを使用する場合には993番ポートが使用されます。

 

DNSサーバーとは

DNSサーバーは送信先のSMTPサーバーのIPアドレスを調べる作業をDNSサーバーに依頼します。メールアドレスの@以降のドメインの部分を調べ、IPアドレスを割り出します。

割り出したIPアドレスを元にSMTPサーバーがメールを送信します。DNSサーバーでは53番ポートが使用されています。

 

まとめ

メールサーバーははSMTPサーバー、POP3サーバー、DNSサーバーなど、複数のサーバーが連携して1つの仕組みとして成り立っています。

自分でメールサーバーを構築する場合にはこういったサーバーの情報を元に、それぞれの役割を把握する必要がありそうです。