ウェブアプリケーションサーバーとは?導入のメリットを解説

ウェブサイトやウェブアプリはメールサーバー、ウェブサーバー、データベースサーバー、アプリケーションサーバーなど多くのサーバーが存在しますが、これらのサーバーの違いは知っているでしょうか。

特にウェブアプリケーションサーバーは大量のリクエストを高速で処理する必要があるので特に重要です。

今回はそんなサーバーごとの違いや、それぞれのメリットなどについて紹介します。

 

ウェブアプリケーションサーバーとは?

ウェブアプリケーションサーバーはソフトウェアの一つで、ウェブブラウザを使うアプリケーションサーバーを指しています(そもそもサーバー自体はソフトウェアです)

ウェブアプリケーションサーバーの役割はざっくりと以下の通りです。他にもいろいろあります。

  • データベースへの接続を制御
  • セキュリティの管理
  • ユーザー認証など

よくあるオンラインショップの受注・発注や企業間の電子商取引などの動的処理を頻繁に行う場面で使われることが多いですね。

 

また、サーバーソフトウェアはユーザーとデータベースを連携させてシステム化させる機能があります。

サーバーソフトウェアでは現在はウェブアプリケーションサーバーが主流です。

 

ウェブアプリケーションサーバーとウェブサーバーはどう違う?

ウェブアプリケーションサーバーとウェブサーバーは名前が似ている上に機能面でも似ている部分が多いので混同しがちですが、もちろん両者には違いがあります。

 

ウェブアプリケーションサーバー

ウェブアプリケーションサーバーは、ウェブサーバーから受け取ったリクエストをPHPやJavaなどのプログラミング言語を通して処理します。プログラムを実行した結果はウェブサーバーへと返されます。

なお、Javaのアプリケーションサーバーではオープンソースで使用できる「Apache Tomcat」が有名ですね。Apache Tomcatはウェブサーバーとしての機能も少し持っているので広く使われています。

 

ウェブサーバー

ウェブサーバーはブラウザからリクエストを受け取り、それに対してレスポンスをブラウザに返します。

例えばブラウザであるページにアクセスしたとき、ブラウザは「トップページを表示して!」とウェブサーバーにリクエストを送ります。それに対応すべく、ウェブサーバーはトップページの情報を取得し、ブラウザに送り返します。

また、お問い合わせや検索フォームで絞り込むなどの動的な処理が行われた場合は、ウェブサーバーはウェブアプリケーションサーバーにリクエストを送り、返ってきたレスポンスを再びブラウザに送り返します。

プログラムなどを使った処理はウェブサーバーからさらにウェブアプリケーションサーバーに送られるということです。

ウェブサーバーで有名なところだとApacheやnginxの2つですね。

他にもIISなどがありますが、やはりApacheとnginxが強いでしょう。この2つはどちらもオープンソースで使用できます。

 

ウェブアプリケーションサーバーの仕組み

ウェブアプリケーションサーバーはプログラムを処理して結果をウェブサーバーに送るということはわかりました。

では、ウェブアプリケーションサーバーはどのような仕組みになっているのでしょうか。仕組みを見ていきましょう。

 

3階層システム

現在主流なのが3階層システムと呼ばれる仕組みです。

これはウェブサーバー、ウェブアプリケーションサーバー、データベースの3つが緊密な連携をとって成り立っているシステムのことです。

ウェブサーバーはブラウザからのリクエスト情報を取得したり、ユーザーとやりとりを行うので実質フロントエンドです。これが1階層目。

そしてウェブサーバーから送られてきたデータはPHPやJavaなどのプログラミング言語によって処理されます。これが2階層目。

最後にデータベースはその名の通りデータを管理している場所で、ユーザーのデータ、商品のデータ、その他様々なデータを保管しています。ウェブアプリケーションがデータベースにアクセスし、必要なデータを取得します。これが3階層目。

 

このように3階層に別れて処理を行なっているのでこのような名前になっています。

 

2階層システム

2階層システムは以前よく使われていた手法で、これにはウェブアプリケーションサーバーが存在しません。

現在ウェブアプリケーションサーバーが担っている役割はユーザー側やバックエンドで処理されていました。ウェブサーバーではPHPやJavaなどの処理はもちろん、全ての処理を行なっていました。

 

ウェブアプリケーションサーバーを使うメリット

導入・メンテナンスが簡単

これまでの場合はユーザーの追加があったり、PCを変更する場合はシステムをPCごとにインストールする必要がありました。

しかし、ウェブアプリケーションサーバーを使うことによってこれらの手間がなくなり、ブラウザでアクセスするだけでシステムを利用できるようになりました。

更新も以前はPCごとに行う必要がありましたが、ウェブアプリケーションサーバーやデータベースを更新するだけで更新できるので、メンテナンスが簡単になりました。

 

情報処理の負荷が減る

現在はPCに加え、スマホ、タブレットなどからもウェブサーバーにアクセスするようになり、リクエストの回数が必然的に増えています。

以前のシステムではウェブサーバーで全ての処理をしていたので、当然負荷が多く、処理が遅くなったり、最悪サーバーが落ちたりすることがありました。

しかし、ウェブアプリケーションサーバーを使うことで処理を分離し、負荷を軽減すると同時に大量のリクエストを効率よく捌けるようになりました。

処理が早いとユーザーは快適にページを閲覧でき、運営者としてもコンバージョン率や直帰率が変わってきます。

早い処理は現在のウェブサイト運営においては必須でしょう。

 

まとめ

ウェブアプリケーションサーバーを導入するメリットは処理やレスポンスが早くなることに加え、運営の効率も上がります。

よいサイトを作るには3階層構造のウェブアプリケーションサーバーを導入することが必須となっているでしょう。

まだ導入していない人はぜひこの機会に導入するといいでしょう。